よくある質問

FAQ

  • 一般的な「栄養学」は「不足している栄養を補う」ことが中心。 一方、「分子栄養学」では食事から摂る栄養素が細胞レベルでどのように作用するかを考えます。細胞が正常に働くために、邪魔をする毒素などを排除することも考慮します。

  • 不妊に悩む方々にとって、分子栄養学的血液検査は重要な手段となります。
    この検査は、身体の健康状態を深く理解するための情報を提供し、妊娠に向けた適切なアプローチを見つけるために役立ちます。

    1. ①栄養素の測定

      不妊に関連する栄養素の不足は、妊娠の可能性に影響を与えることがあります。
      例えば、ビタミンB群はエネルギー代謝に、ビタミンDは着床に寄与することが研究で示されています。
      ミネラルの亜鉛、鉄、マグネシウムも、ホルモンバランスを整えるために重要です。

    2. ②酸化ストレスの評価

      酸化ストレスは細胞にダメージを与え、卵子や精子の質に影響を及ぼす可能性があります。
      抗酸化物質のレベルを評価することで、必要なサポートが明らかになります。

    3. ③炎症マーカーのチェック

      慢性的な炎症は不妊に関連していることがあります。
      炎症の状態を確認することで、炎症を抑えるための策略が考えられます。

    4. ④胃酸の状態

      胃酸の適切な分泌は栄養素の吸収に影響します。
      また、ピロリ菌の存在は消化器系の健康に影響し、全身の健康状態にも関与するため、これらの評価は重要です。

    5. ⑤血糖値

      血糖値の管理はホルモンバランスに影響を及ぼし、特にインスリン感受性は不妊に関連している場合があります。
      適切な血糖管理は、妊娠の可能性を高めることに寄与します。

    6. ⑥甲状腺機能の評価

      甲状腺ホルモンは、全身の代謝やホルモンバランスに深く関与しています。
      甲状腺機能の異常は、不妊の原因となることが知られており、必ず評価する必要があります。

    これらの検査結果を元に、食事指導やサプリメントなど、具体的な改善策をご提案します。

  • 初めての方へ|プライマリーチェックのご案内

    当院では、初回の診察にてお身体の状態を丁寧にお伺いし、必要に応じた検査をご提案いたします。

    初診料:30,000円(税込)
    初回血液検査:35,000円(税込)
    有機酸検査:65,000円(税込)
    再診料(結果説明):10,000円(税込)×2回分
    (※通常30分ですが、結果説明には約60分かかることが多いため、2枠分としております)

    上記すべてを含めた「プライマリーチェック」は、合計130,000円(税込)で実施可能です。
    ご自身の体質や不調の原因を根本から見直すための、包括的な初期評価となります。

    さらにご希望があれば、以下の検査も追加でご利用いただけます:

    フードアレルギー検査:40,000円(税込)
    遺伝子検査:120,000円(税込)
    GIマップ(腸内環境検査):100,000円(税込)

    検査や診察の組み合わせは、患者さまの状態やご希望に応じてご提案いたします。お気軽にご相談ください。

    2回目以降の診察では再診療として、30分10,000円(税込)となります。

    表示価格は2025年4月時点のものであり、今後変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

  • サプリメントの摂取は必ずしも必要ではありませんが、特に不妊治療を受けている方にとっては、食事からだけでは十分な栄養素を摂取することが難しい場合があります。そのため、サプリメントを利用することで、必要な栄養素を速やかに補うことができるため、改善の過程を加速することが可能です。

    当院では食事を通じて必要な栄養を摂取することができることが望ましいと考えており、個々の状況に応じたサプリメントの選択や、食生活の改善に対する指導を行いながら、患者様にとって最適なアプローチをしていきます。

  • ミトコンドリアの機能をあげるための指導をします。
    分子栄養学的にミトコンドリアの機能を向上させるためには、以下の要点に注目すると良いでしょう。

    1. ①栄養素のバランスが大事

      ビタミンB群:エネルギー代謝に寄与します。
      マグネシウム:ATP合成に必要です。現代人はマグネシウム不足の方が多いです
      オメガ-3脂肪酸:細胞膜の健康を促進し、炎症を減少させます。オメガ6とのバランスが大事です。

    2. ②抗酸化対策

      ミトコンドリアは酸化に弱いので、抗酸化対策をしっかりしましょう。不健康な食事、喫煙、アルコール、ストレス、運動不足、環境汚染、過度な紫外線、これらは体内の抗酸化物質のバランスを崩し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。なるべく避けましょう。

    3. ③運動

      定期的な有酸素運動や筋トレはミトコンドリアの生理的適応を促進し、機能を向上させます。あまり激しい運動や過度な負荷をかけた筋トレは逆効果になる場合があります。体調やその時の状況によって必要な運動も変わりますので、相談が必要です。

    4. ④睡眠の質を向上させる

      十分な質の高い睡眠は、細胞の修復とエネルギー生産に重要です。

    5. ⑤ストレス管理

      ストレスはミトコンドリアに悪影響を与えるため、リラクゼーション法やマインドフルネスなどを取り入れることが有効です。

    6. ⑥適切な水分補給

      水分不足は細胞機能に影響を及ぼすため、適切な水分摂取も重要です。

    これらの要素を総合的に考えることで、ミトコンドリアの機能を向上させることが可能になります。特に、食事や生活習慣の改善は長期的な健康に重要です。具体的なプランについては、当院に相談することをお勧めします。

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